ミノキシジルタブレット(ミノタブ)が塗布より有効?

投稿日:2017.10.08

薄毛を改善するために様々な方法が開発されていますが、その大部分は進行を防止するということを重視しており、髪の毛を増やすという効果を期待できるものはそれほど多くはありません。
このために、既にハゲと呼ばれる状態にまで進行してしまった場合は、元の状態に恢復させるのは現在でもなお非常に困難です。

ただし、全く手の打ちようがないというわけではなく、可能性のある方法は少なくとも2種類存在しています。
一つ目は、イギリスのプレミアリーグで活躍しているW・ルーニー選手が成功したことでも知られる自毛植毛で、もう一つはミノキシジルという成分を配合した育毛剤です。

ちなみに、前者の自毛植毛はかなりの確率で薄毛を改善できるのですが、費用がかなり高額となるという点が問題で、気軽にチャレンジできるというわけではありません。
このために、お金をかけずにハゲを回復したいという場合は、ミノキシジルの選択が最も適当ということになります。

なお、ミノキシジルはアメリカで開発された成分で、元々は高血圧を改善するために内服薬として使用されていたものです。
その後、薄毛を改善する効果が判明したために、頭皮に塗布する外用薬として販売されることになりました。

これは、商品化する際に行った動物実験でトラブルが生じたので、マイルドな形で提供しなくてはならなくなったためです。
これにより、安全性に関してのレベルは高くなったのですが、発毛促進効果という点では逆に低くなっています。
何故なら、頭皮にはバリア機能が備わっているので、有効成分を毛根の内部にまで十分に浸透させることは出来ないからです。
逆に、内服薬であれば直接体内に吸収できるので、効果を十分に引き出すことが出来ます。

このような理由から現在注目を集めているのが、ミノキシジルの開発当初の内服薬、ミノキシジルタブレットです。
通称ミノタブと呼ばれており、現在の薄毛を改善するために使用するアイテムの中で最も発毛促進効果を期待できると言われています。
ちなみに、ミノタブが特に有効なのはO字ハゲと呼ばれている頭頂部の薄毛です。

持病などがある人は常用薬との飲み合わせを確認

現在最強の薄毛治療薬のミノキシジルタブレットは、抜群の効果を期待できる一方で、気軽に服用できるわけではありません。
何故なら、ミノキシジルタブレットは薄毛の治療薬として商品化することは出来なかったからです。
つまり、ミノキシジルタブレットを育毛目的で使用するということは、本来の目的からは外れているということになります。

特に、注意が必要なのは常用薬との飲み合わせで、頭皮に塗布するタイプの育毛剤と同じ意識で使用するのは危険です。
具体的には、ED治療薬のバイアグラ、片頭痛の痛みを解消するSumatriptanで、これらとミノキシジルタブレットを併用すると血圧が急激に低下してしまい、危険な状態に陥る可能性があります。

さらに、鎮痛剤として用いられているIbuprofenもミノキシジルタブレットとの併用を禁止されています。
こちらの場合は、吐き気などのトラブルが発生する危険があるからです。
ちなみに、Ibuprofenは風邪薬や鎮痛剤に配合されており、常用薬に含まれていないかを事前に確認するのが適当です。

このように、ミノキシジルタブレットは有効成分を直接吸収するということで、頭皮のバリア機能に邪魔されることなく毛根にダイレクトに作用するという点では大きなメリットを期待できますが、一方で安易に利用できるものではないので十分な注意が必要です。

また、飲み合わせ以外にも持病によっては使用を避けた方が賢明というケースもあります。
具体的には、心臓に持病を抱えているような場合で、急激な血圧の低下により危険な状態になるケースが起こり得るからです。
薄毛を改善するために健康を損ねては何もならないので、慎重な検討の後に使用するようにしなくてはなりません。