AGAの原因と日本での患者数

投稿日:2017.08.18

日本 日本男性の薄毛原因の殆どはAGAによるものだと言われています。
特に生え際から後退していく「U字ハゲ」や「M字ハゲ」はAGAが原因である可能性が高くなります。
頭頂部が薄くなる「O字ハゲ」はその他要因によるものであるケースもありますが、それでもAGAによるものが殆どです。

日本には1200万人以上のAGA患者がいると推測されています。
これは男性の5人に1人に当たります。
女性でも近年、薄毛に悩む人が増えていますが、その患者数は650万人程度と女性10人に1人ほどの割合となっています。

AGAの原因の1つは、2005年にドイツの研究チームが発表した研究結果から、遺伝と体質によるものであることが明らかになっています。
ただし、これだけがAGAの原因だと言うわけではありません。
この研究で明らかになったAGAが発症するメカニズムは、男性ホルモンと密接に関係しています。

血液中を流れる男性ホルモンの1つテストステロンが毛穴にある還元酵素5aリダクターゼと結びついてジヒドロテストステロン・DHTを代謝します。
これが男性ホルモン受容体に作用すると強力な発毛抑制作用物資TGF-β1を作り出します。
この物質によって髪の成長期は短くなり、充分に剛毛に育つ前に抜け落ちてしまうため薄毛が起こるのです。

5aリダクターゼの活性力の高さと、男性ホルモン受容体の感受性の高さはどちらも親からの遺伝によって体質として受け継がれることが分かっています。
特に男性ホルモン受容体の感受性については、母親からの優性遺伝によって受け継がれます。
これは男性ホルモン受容体の感受性が、X染色体によって遺伝するものだからです。
息子はX遺伝子を必ず母親から受け継ぎます。

母親の両親のどちらかにAGAがある場合には、AGA体質が受け継がれている可能性が高くなるでしょう。
ただし、必ず受け継がれるとは限らないため、同じ兄弟であっても体質に違いがある場合があるのです。

女性も薄毛に?男性のAGAとは異なるFAGAの症状

女性の薄毛には、男性のAGAと違って頭髪全体が薄くなるびまん性脱毛症が多いという特徴があります。
びまん性、というのは一面に広がるという意味であり、原因ではなく症状から分類された言葉です。

女性の薄毛のうち、女性版AGAはFAGAとも言われ、男性ホルモンの影響によって起こります。
女性でも男性ホルモンは副腎から分泌されていますが、通常は女性ホルモンの働きで薄毛が起こる事はあまりありません。
ところが加齢などにより女性ホルモンの分泌が減少してくると、男性ホルモンの影響が強くなってFAGAを起こす場合があるのです。
女性では分泌が減少するといっても女性ホルモンが無くなるわけではないため、男性のように部分的な薄毛は起こらず、全体的な薄毛になります。

現代はストレス社会ともいわれますが、ストレスは頭皮の血管を収縮させ、毛髪の育成に悪影響を及ぼします。
また過度のダイエットや生活習慣の乱れなども血行不良の原因になります。
ストレスが原因で円形脱毛症になる場合もあります。
円形脱毛症は単発の場合と多発性の場合があり、原因は未だ特定されていません。
近年若い人にも薄毛が増えているのは、こうした生活習慣の変化や食生活の乱れ、ストレスなどと密接な関係があります。

また、バリバリ第一線で働く女性では、男性ホルモンが多く分泌されているという報告も上がってきています。
これは薄毛の問題だけではなく様々なジャンルで問題になっており、女性のオス化などと言われています。
ひげやすね毛が濃くなったり、男性ホルモンの影響による体臭の変化などが起こる場合も見られます。
女性では男性ホルモンが増えることでホルモンバランスが崩れて、精神や体調に影響が出ることもあるので注意したいものです。